古くからの友人にめちゃくちゃ汗かきの人がいます。
彼の汗かき具合といったらそれはそれは凄く、
ちょっと運動しただけで、頭、顔、はもちろんのこと、
お尻から足の裏へかけ、全身から大量の汗が噴き出てきます。
はじめ、彼から
「オレすごい汗かきでやばいんだよ」
と言われた時は、
「あ~汗かき体質か、オレと同じだな」
くらいにしか考えていませんでした。
しかしある時、本当に驚かされました。
汗かきで、人より汗をかく量が多いという
一言で片づけられるものではなく、
一種の病気なんじゃないかと思ったのです。
彼と一緒にプレイステーションをしている時のことです。
彼はアイスクリームが食べたくなったらしく、
コンビニにアイスを買いに行ったのですが、
帰ってきた彼は全身汗だく状態だったのです。
(徒歩1分の距離で)
ズボンの後部が汗で染みていたので一瞬
「まさかコイツおもらししたのか?」と疑ったほどです。
信じられないほどの発汗量…
本人からしたらいつもの事なので、
当然のように持ってきた替えの服に着替えていました。
やはり、これだけ汗が出る体質だと、
人からちょっちゅう
「汗すごいよね」と言われるそうです。
その度に彼は、
「そうなんっすよ~もう汗かきで~
嫌になっちゃいます。夏なんて1日10回以上着替えるとか超めんどいですよ」
と、この返しがデフォになっているそうです。
このように会話のネタにもなるってことで、
汗で悩んではいても
これまでさほど深刻には考えていなかったみたいです。
いや、そう考えるようにしていたそうです・・・
しかし、ある日を境に彼は深刻に悩むようになります。
彼の生活環境
彼はフリーター。
飽きやすい性格のため、
一つの会社に長く務めるのが嫌という理由から、
これまで彼は、1年働いたら職場を辞め、
次の違う業種のバイトを探すというのを繰り返してきました。
ちなみに彼の口癖は、
「正社員には絶対になりたくない」です。
で、11個目に選んだバイトが悪かった。
ホテルの清掃員。
この仕事は風呂掃除を5分以内に終わらせなければいけません。
普通の人でも汗をかくこの作業、
彼の場合、プールに潜った後のような姿になっていたそうです。
これも先輩から突っ込まれる事を事前に予想して、
「僕、めちゃくちゃ汗かくんですよ~」と
さわやかな笑顔付で返す準備までしていたそうな。
しかし、先輩から予想もしていなかった言葉を浴びせられたのです・・・
「お前、ほんと臭せーな」
これまで汗の量をツッコまれたことはあっても、
匂いを指摘された経験がなかった彼は、
ものすごいショックを受けました。
その時は、
「汗かきなんですよ、すみません」
と彼なりに気を使って返したものの、
「仕事的に考えろよ。お前の臭い匂いがついてしまったら
部屋が売れねーだろーが。クレームなんてきたら
オレらのせいになるんだよ」
とヤンキー口調で威圧的に怒鳴られてしまった彼。
その日に泣きながら僕に電話をかけてきました。
彼が泣いている姿なんて見たことがなかった僕は
ただごとではないと瞬時に悟りました。
悩みを気いた後、
解決方法を僕なりに模索してみました。
汗の原因、根本的改法。
もちろんこれらも気になりましたが、
今、彼にとって一番重要なのは、
働く上で、すぐに役立つ"即効性"のあるモノ!!
核心部分は、匂い。そして汗を目立たなくすること。
仕事中の服装は自由と聞いていたので、まずは服装に着目。
汗染みが目立たなくなる服の素材
僕は、汗の染みが目立ちにくい素材は何か?
という事を徹底的に調べました。
調べていくうちに、
汗染みになりにくい素材は、
黒のポリエステル100%のドライTシャツ、
が良いという事が分かりました。
しかし彼は、
よりにもよってポリエステル0%、綿100%の
ポロシャツという汗染みになりにくい素材とは
真逆の物を着て作業を行っていたそうです・・・
汗染みになりにくい素材のTシャツを教えてあげた直後、
彼はすぐさまネットでTシャツを注文しました。
その時教えてあげたサイトがこちら。
汗の匂い対策
彼が発する臭いの主な原因は脇です。
となるとデオドラント系のグッズに着目する必要があります。
幸いにも彼はワキガ体質ではない。
きちんとこまめにケアをすれば解決できる問題なのはすぐに分かりました。
彼が仕事中、デオドラントを使えるのは休憩の時だけなので、
長時間持続するタイプの物を探す必要がありました。
で、見つけたのが、
日本での販売は行われていませんが、
ネットで購入できる外国製のロールタイプデオドラントです。
それがこちらです。
この類のものはやはり外国製品が強い傾向にあります。
(日本人より欧米人の方が体質的に体臭が強いことなどから)
そして最後に携帯用のファブリーズ。
これはTシャツなどの作業着についた匂いと菌を瞬時に除去する為のものです。
コンパクトでずぼんのポケットにも入るので、仕事中でも使えて便利ですね。
まとめると、
- 汗染みになりにくいTシャツを
- 長時間持続するデオドラント
- 携帯用のファブリーズ
僕が彼に教えてあげた事は、この3つです。
この3つを実践した結果、彼は、
バイト先で汗の匂いで何か言われる事は一切なくなったそうです。
彼曰く、後から分かったことなのだそうですが、
怒鳴り声をあげた先輩は口が悪いだけで、
いじわるなタイプの人間ではなかったみたいです。
ただ単に、汗の匂いは仕事に良くないと思って怒った、
ただの不器用タイプの人だったようです。
そういう事なら、彼は今回言ってもらえてラッキーだったと思います。
言われなければ、
そのまま臭いまま仕事をし続け、
誰か他の人に陰口を叩かれたり、暴言を吐かれる可能性もあったので
この機会に対策ができて彼にとってはよかった訳です。
今回の一件後、僕は彼にブログを書く事をススメました!
汗に特化したブログを書くことによって、
彼と同じように汗かきで悩んでいる人が
興味を持ち役に立つ記事を
同じ悩みを持っていた彼なら書けると思ったからです。
乗り気だった彼に僕は、まず最初に3つの課題を出しました。
- 汗で悩んだ出来事をまとめる
- 1日1記事どれだけ汗を書いたのかをその日の出来事と共に日記風に書く(写真付)
- 自分が使っているTシャツや制汗剤の情報を感想付きで記事にする
そしたら彼は真面目に毎日ブログを更新しました。
彼ほど汗かきな人はそうそういないので、
そんな人が上手くいった対策方法なら、
汗や匂いで少しでも悩んでいる人からすると、
とても興味をソソルものだと僕はそのブログに自信を持っていました。
そしたら思った通り、90日くらいで、
かなりのアクセスが集まるブログになりました。
結果、ブログ開始から4ヶ月後の
彼のブログ収入(アフィリエイト)は月15万円を超えました。
彼のバイト代が月20万円なので、
そこの収入に足したら同年代の正社員より稼いでいる事になります。
しかもただの労働型収入ではなく、
ブログという資産も手に入れる事ができました。
今回の彼の例は、まさに自分の弱みを強みにしてマネタイズした良い例ではないでしょうか。
ちなみに彼は
ASPからアフィリエイト報酬を受け取った3日後、
スーパーで野菜から肉に魚からさまざまな素材を大量に買い、
僕の家へ来て料理を御馳走してくれました。
めちゃくちゃ嬉しかったです。
なにげに感動しました。
お礼に外で食事をおごるという発想は誰でも普通に思いつくし
みんなしてる事だと思うんですけど、
男が友達に料理を振る舞うってあまりしない事ですよね。
本当嬉しかった。(味はともかく(笑)
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